婦人科疾患/更年期/PMS/妊活/逆子治療

  • ほてり のぼせ 足腰の冷え 情緒不安定
  • 生理前にイライラする
  • 生理周期の乱れ、ホルモンバランスを整えたい
  • 妊活で体調を整えたい
  • 産科から逆子の治療に鍼灸をすすめられた

更年期障害について

更年期の年齢は、閉経前後の数年間をいいます。閉経の年齢は個人差が大きく、40代前半に迎える女性もいれば、50代後半になっても迎えない女性もいますので更年期の年齢は個人差があります。この時期に、のぼせ・ほてり(ホットフラッシュ)・めまい・頭痛・全身倦怠感・不眠などといった身体的な症状や、気持ちの落ち込み・やる気のなさ・不安感・憂鬱などの精神的な症状がみられ、検査をしても特に異常がないものを更年期症状といいます。原因は、女性ホルモンの急激な低下による適応不全です。女性ホルモンのひとつにエストロゲンというホルモンがあります。卵巣から分泌されるホルモンですが、更年期を迎えると体内に残っている卵子の数が減るとともにエストロゲンの分泌が低下します。これを脳が感知してさまざまな反応を起こすことで、更年期症状を引き起こすと考えられています。
 当院の更年期障害への鍼灸治療は全身治療により自律神経のバランスを調え、ホルモンバランスを調節して更年期におけるさまざまな症状を緩和していきます。お薬のような副作用がなく、体への負担を心配する必要のない安心・安全な鍼灸を選択肢の一つとしてお考えください。

月経前症候群(PMS)について

月経前症候群(PMS)は、月経が始まる3~10日ほど前から身体的、精神的に不快な症状がでてきます。これらの症状は月経の開始とともに改善するのが特徴です。月経のある女性の70~85%は月経前に何らかの不快症状を感じるといわれていますが、PMSはその症状の強い状態で、著しい気分変調によって日常生活に支障をきたすことがあります。原因は月経周期に関係するエストロゲンとプロゲステロンの分泌異常が原因との説があり、腎臓に関与するホルモン異常との考えもあります。PMSの神経症状は脳内のホルモンや神経伝達物質の異常が原因であることがわかっており、黄体期のプロゲステロンの分泌低下が、気持ちを落ち着かせるセロトニンというホルモンの分泌が妨げられ、イライラ感や抑うつなどの症状が起こります。PMSの症状は下腹部痛・頭痛・腰痛・乳房痛などの身体症状と動悸・悪心・めまいなどの自律神経症状、脚のむくみや体重増加など、体内の水分の増加することによる症状もみられます。精神症状はイライラ感・抑うつ・不安感・緊張感・易疲労感・不眠・無気力・判断力の低下などがあります。鍼灸治療は全身治療をおこない、体の緊張を緩和させ、自律神経の安定を目的に行います。イライラ感や自律神経症状の改善、水分代謝の改善、頭痛などの痛みの改善に効果があります。

妊活治療について

    • 婦人科・産婦人科の治療と並行して、鍼灸治療で身体の準備を整えたい方
    • 移植前後の着床促進の鍼灸治療をご希望の方
    • 鍼灸治療で体質を改善した後、妊活を再開したい方
    • 病院での妊活治療をお休みしている方
    • 自然妊娠で赤ちゃんが欲しいと願っている方
    • 一人目はすぐに授かったが、二人目がなかなか授からずに苦労している方

妊活治療(不妊)について

器質的に問題がないのに妊娠に至らない場合があります。当院ではおかかりの医療機関と併用しながら、その原因を一つ一つ改善していく事ができます。

鍼灸治療で妊活の期待できる効果

    • 冷えの改善、温かいお腹を目指し、子宮・卵巣の気血の巡りを整えましょう
    • 妊娠に大切な自律神経とホルモンバランスを整えて参りましょう
    • 着床には子宮内膜の厚さが大切です。鍼灸で子宮内膜を厚くする研究報告がされています
    • 全身調整(まずは心も体も元気でいる事が大切です)
    • 男性不妊にも対応いたします

「考え過ぎ」「悩み過ぎ」はよくありません。ときには何も考えずゆったり過ごす時間も大切です。リラックスする時間があるからこそ血液は全身をくまなくめぐることができ、本来の生殖能力が取り戻せるのです。

のんびり過ごし、「楽しい」「気持ちいい」などいい感情がわけば、リラクゼーション効果が高まり、ホルモンバランスも整えられます。心と体を癒す「やさしい鍼灸」を取り入れた早めの妊活をお勧めいたします。赤ちゃんが欲しいという希望をかなえたいと思います。お一人で悩まずご相談ください。

逆子治療について

  • 逆子を治して自然分娩で出産したい方
  • 産科で逆子なので帝王切開と告げられた方
  • 一度治ったのに再び逆子になった方

東洋医学では、逆子の原因は冷えによるものと考えております。鍼灸でお母さんのお腹の状態を調え、赤ちゃんにとって居心地の良い暖かいお腹にしていきます。お腹の条件が整えば、赤ちゃんは本来の自然な状態に戻ります。自宅で出来るお灸と逆子矯正体位の指導も合わせて致します。

逆子は分かったら、すぐの鍼灸をおすすめします

赤ちゃんは日々大きくなり、週数が進むにつれて大きくなる速度も速くなります。大きくなると回転するだけの空間がお腹になくなります。そのためお腹に余裕のある早めの時期に鍼灸をすることで治る確率が高くなります。 逆子が治っても、再び逆子に戻ってしまうことがあります。再び逆子に戻らないように固定法もお教えいたします。 鍼灸は妊娠後期まで行いますと、安産に導くことができます。 出産まで、体調を調え、心を落ち着かせて、安心して出産日を迎えましょう。

よくある質問

  • どのくらいの間隔で通ったら良いですか?

    急性症状、慢性症状、健康維持や病気の予防など、目的によって異なります。患者様の症状や体質を考慮したうえで適切な治療回数や間隔をご提案させていただきます。

  • どのような服装でいったら良いですか?

    体を締め付けない、ゆったりとした服装での来院をおすすめします。必要以上に肌の露出をする事はありません。基本的には着用している衣服を着衣した状態で施術しますが、必要により鍼灸施術用の治療着にお着替えをお願いする場合がございます。治療着は当院でご用意していますのでご安心下さい。

  • 病院と並行して、鍼灸治療を受けることはできますか?

    婦人科疾患の患者様の大半は病院と並行して鍼灸治療を受けられています。鍼灸治療は、血流(冷え)の改善、ホルモンバランス及び自律神経の改善に効果があります。妊活治療の方では鍼灸治療で妊娠しやすい体づくりを目指し、その上で年齢や不妊の経過を見極め、西洋医学での高度生殖医療との併用をお勧めしております。

  • 治療は1回でも効果ありますか?

    身体や骨盤腔内を温めるという意味では効果がありますが、当院では体質改善や、妊活治療の場合、質のよい卵子になるよう卵胞が体内環境の影響を受けやすい3ヶ月前程からの準備をお勧めしております。

  • 妊娠後も鍼灸治療を受けても良いですか?

    はい、大丈夫です。妊娠初期の流産予防にもなりますし、つわりや妊娠中の腰痛なども鍼灸治療で楽になります。また、安産や逆子治療にも効果がありますので、出産直前まで通院を続けられる方も多くおられます。

  • 夫婦2人で治療を受けることはできますか?

    可能です。
    当院では夫婦お2人で治療を受けることをお勧めしております。予約状況を確認してお越し下さい。